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人と共にいる神

 

人間は文明とか学問とか偉そうなことを言っていますが、肝心要の命ということを、知りません。文明とか学問とか偉そうなことを言っても、命が分からない以上、大きな顔をして生きる資格はありません。私は命が神そのものであることを、教えられているのです。
イエスは自分が生きていることが、神であることを証明したのです。これは宗教の理屈ではありません。父の内にいるとイエスが言いましたが、父とは命である神そのものなのです。イエスはこれを発見して、自分の経験として発表したのです。これがイエスの値打ちです。
全世界のキリスト教徒は、これを知りません。命は神なのです。
命は自分の持ち物ではありません。命は神そのものなのです。ザ・リビング(生きているそのこと)が、リビング・ゴッド(生ける神)を意味するのです。
リビング・ゴッドが人間と一緒にいるのです。人間が生きていることが、神と一緒にいることです。これをイエスが証明したのです。
I am in the fatherと言っているのです。In the fatherがI amだと言っているのです。父と一緒にいることが、私自身なのだと言っているのです。これが正しい信仰告白です。
皆様が生きているということが、神と一緒にいることなのです。こんな確実なことはないのです。これは信じるも信じないもないのです。目が見えます。耳が聞こえます。これが神と一緒にいることなのです。これは宗教ではない。キリスト教でもないのです。
皆様の心臓が動いていることが、神です。神があなた方と共にいるのです。これをインマヌエルというのです。これを自覚することが、イエスを信じるというのです。人間が生きていることの実体が神です。これが命に対する正当、正確な認識なのです。
ただ今の医学は、病理的にほとんど完全にできていますが、肝心要の命が分かっていない。これは完全な医学とは言えません。病理の勉強はしておいでになるのですが、命そのものの実体の勉強ができていないのです。
生きていることが神だということを捉えること、イエスが神を捉えたように捉えることが、医学の基本条件にならなければならないのです。
生きていることが神ですから、これを認識しないままの状態で生きているということは、生きていることに対する根本的な誤解になるのです。生きていることを正しく認識するということは、神と一緒にいることを認識することになるのです。神と一緒にいることを知らない状態で、生きていると考えるのが、間違っているのです。
父なる神と一緒にいること、イエスが生きているのと同じ条件で生きていることが、正しい命です。これ以外に命の受け取り方はありません。
宗教観念を捨てて頂きたいのです。目が見えることが神です。生きていることが命です。信じるも信じないもないのです。
神のネーム(実体)というのは、皆様が生きているという実体です。これが神の実体です。残念ながら、これが世界で分かっている人がいないのです。それほど、神の実体と命の実体とを結びつけて考える人はいないのです。
イエスは神と命を一つにして見ていたのです。これがイエス・キリストの信仰です。だから、自分の常識を捨てたらいいのです。常識が間違っているのです。分からないと考える常識が間違っているのです。命についての常識が根本から間違っているのです。これを捨てるのです。
神を知ることは、非常に単純なことなのです。簡単なことです。皆様が生きていらっしゃることが、神なのです。本当の神です。間違いのない神です。
人間が生きていることが天です。これは霊と言ってもいいのです。これを天にいます神と言っているのです。天というのは、人間が客観的に生きている状態です。
病気を客観的に見れば、病理になるのです。病理は医学なのです。客観的に見れば、物事が変わってしまうのです。学は物事を客観的に、冷静に、懸命に捉えることです。
皆様は人格を客観的に見て下さい。これが神が共にいますということになるのです。そうすると、人生が非常に尊いものであることが分かるのです。イエスはそれを経験したのです。
イエスが神を信じたというのは、自分が生きている状態を、客観的に見ただけのことです。皆様が生きている状態を、客観的に見ればいい。客観的に見ることを、信じるというのです。
主観的に見れば、自分が生きていることになるのです。主観的に見ることが、悪魔です。客観的に見れば、生きていることが神だということが、すぐに分かるのです。神と悪魔は、客観的に見るか、主観的に見るかということだけの違いです。簡単なことです。キリスト教神学で、がたがた文句を言う必要はないのです。
人は生まれる前に、神と共にいたのです。そこで、神の人格が人の霊魂に移っているのです。地のちりという状態で、神と一緒にいたので、神のペルソナが人に移ったのです。人の人格は神のペルソナの延長です。だから、人間が神を信じるのは、当たり前のことです。
人格を主観的に考えるのは、間違っています。悪魔は自分を主観的に考えた。だからルシファーと言われた天使長が、悪魔になったのです。
イエスは自分の人格を神の人格だと考えた。そこで、私は父の内にいると言ったのです。人間は生ける神の子です。だから、神を信じるのは当たり前です。
太陽系宇宙ができる前に、人の魂が現世に出なければならない必然性があったのです。悪魔の反逆という事件が起きて、これに対する処置が発生したのです。神が太陽系宇宙を造らなければならなくなったのです。
同時に、人間という魂を持つ生き物を、地球上に発生しなければならなくなった。これは天地創造の原理、太陽系宇宙が造られた原理を勉強すると、分かるのです。
聖書の原理が分かる人は、非常に少ないでしょう。本当の真理を掴まえる人は、めったにいません。思い切って自分の命を犠牲にするつもりでなければ、分からないのです。
 

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