情欲

人間はなぜ死ぬのか。人間の思想が根底から間違っているので死んでしまうのです。思想と生命は一つのものです。
釈尊が空と言ったのはここです。皆様の思いと皆様の命は同じ次元のものです。皆様が思っているとおりの状態が、皆様の命になるのです。だから皆様が自分の思いにとらわれていると死んでしまいます。
死ぬのがいやだったら、自分の思いを脱ぎ捨てるのです。端的に言えば、自分の奥さんに対する思いを脱ぎ捨てるのです。女性に対する思いを脱ぎ捨てるのです。そうすると魂がどういうものかが分かってくるのです。妻について今までと同じような考えを持っていると、魂について正確な認識ができないのです。従ってイエス・キリストを正しく信じることはできません。
思想と生命とは一つのものです。皆様方の妻に対する思想、生命に対する思想、生活に対する思想が、そのまま背様の生命になってしまいます。死にたくなければ、今までの皆様の思想を脱ぎ捨てたらいいのです。
新約聖書に、『あなたがたは、以前の生活に属する、情欲に迷って滅び行く古き人を脱ぎ捨て、心の深みまで新たにされて、真の義と聖とをそなえた神にかたどって造られた新しき人を着るべきである』（エペソ人への手紙4・22～24）とあります。これを実行すればいいのです。
女性についての考え方を変えてしまえば、情欲はなくなるのです。大体女性は男性の情欲の対象とすべきものではないのです。現在の夫婦の考えが根本的に間違っているのです。結婚生活が土台から間違っているのです。
現在の社会の結婚というあり方をそのまま認めていますと、必ず死にます。社会構成の根本原理が間違っているからです。
神の国へ入るというのは、現世から精神的に出てしまうことをいうのです。今の社会は家族が単位になっていますが、家族に対する考え方が間違っている。夫婦についての考え方が間違っているのです。
夫婦であることが悪いのではない、夫婦についての考え方が間違っているのです。夫婦をやめる必要はありませんが、考え方を変えなければいけないのです。
古き人を脱ぎ捨てるのです。そして心の霊を新しくするのです。精神の表象を新しくするのです。心の有り方を全く新しくして、新しい人を着るのです。これをしなければ必ず死んでしまいます。現在までの性欲を認めた男の考え方が間違っているのです。女性に対する考えが根本から間違っている。これを端的に言えば、自分の奥さんに対する思いを脱ぎ捨てるのです。女性に対する思いを脱ぎ捨てるのです。そうすると魂がどういうものかが分かってくるのです。妻について今までと同じような考えを持っていると、魂について正確な認識ができないのです。従ってイエス・キリストを正しく信じることはできません。
キリスト教はこれが全然分かっていません。キリスト教の牧師がこれをしていないからです。牧師が自分の性欲を脱ぎ捨てていないからだめです。
宗教は仏教もキリスト教も全部だめです。イスラム教もだめです。全世界の男性は性欲を認めている。これが間違っているのです。性欲を考えている男性は全部死にます。男性が死ねば女性も死ぬに決まっているのです。
思いが皆様の命になっていますから、思いを変えれば命が変わります。性欲は存在しないということがはっきり分かる人間になればいいのです。心の霊を新しくして、性についての思いをすっかり新しくしてしまえば、死なない人間になるのです。イエスを信じるというのはそういうことなのです。
余談になりますが、現在の文明は白人が指導しています。これは旧約聖書のノアの預言に起因しているのです。『カナン（ハム）は呪われよ。彼はしもべとなって、その兄弟たちに仕える。セムの神、主はほむべきかな、カナンはそのしもべとなれ。神はヤペテを大いならしめ、セムの天幕に彼を住まわせられるように、カナンはそのしもべとなれ』（創世記9・25～27）と書いています。
セムは東洋人です。ハムは黒人、ヤペテは白人です。セムは長男です。長男が世界の中心になるのが当たり前です。現在、ヤペテが世界の中心に座っている。やがてセムが世界の中心になるでしょう。今はもうヤペテの時代が終了しようとしているのです。
イザヤは、『誰が東から人を起こしたか』と言っています（イザヤ書41・2）。人とは天皇のことです。日本の天皇制の驚くべき原理が、これからだんだん明らかにされるでしょう。これが混迷する文明を打開するカギになるのです。
性欲があるという男の考えが間違っている。白人主義の考え方が間違っているのです。学問という考え方が、間違っているのです。これが死ぬ人間の考えです。これを信じていれば、必ず死にます。
イエス・キリストを勉強するこたによって、今までの思想を入れ替えるのです。そうすれば、死ぬべき自分から死なない自分に、必ず転換できるのです。